こんにちは。
iPhoneのJailBreakをやめたことで今さらながら知ったことを書いていきます。
JailBreakは便利ですが、そのせいで標準機能の進化を見落としていたというお話。
■背景
ベッドに入ってから照明を落とした真っ暗な部屋でiPhoneで遊ぶ・・・良くある悪習だと思います。
私も例に漏れずそのような夜更かしを度々していました。
こんなとき画面の明るさを下限値まで暗くしてもまだ眩しいんですよね。目が痛い。
JailBreak環境で使える「Dim」はこの標準下限値を超えてさらに暗くできる便利なTweakでした。
しかしJailBreakをやめたことで、またギンギンギラギラ画面と向き合うことに・・・。
JailBreakとともにそんな悪習もやめればいいだけなんですけど、眠れない夜ってあるじゃなぁい?
■標準機能でいけた
ギラギラ画面を何とかしたいと思い一時的に使う減光フィルムの利用なども考えていました。
しかし調べてみると、すでにiOS10あたりから標準機能だけで実現可能ということが判明。
iOS10て何年前よ・・・JailBreakにばかり気を取られて標準機能の進化を全然追えてなかったなぁ。
というわけで、すごい今更ながら以下にその手順を挙げておきます。
■@ホワイトポイント
「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」→「ホワイトポイントを下げる」(スライダーで強度を調整)



標準下限値以下の明るさにする直接的な機能です。
ただし、暗くしたい場面でいちいち設定.appを開くのも面倒です。
以下、これを簡単なオペレーションでON/OFFできるように設定していきます。
■Aショートカット
「設定」→「アクセシビリティ」→「ショートカット」→ON/OFFするアクションを選択・順番変更



ホームボタンやサイドボタンを操作することでアクセシビリティに関わる操作メニューを呼び出す設定です。
これによりホームボタンやサイドボタンの”トリプルクリック”でメニューが表示されるようになります。
今回のように選択したアクションが1つだけの場合はメニューを表示することなく、そのアクションが即時実行されます。
今回のように選択したアクションが1つだけの場合はメニューを表示することなく、そのアクションが即時実行されます。
呼び出し方・可能な操作が限定的なのが少々残念なところ。
しかしトリプルクリックって結構リズムが重要で不得手なユーザも多かったそうです。
そこでAppleはiOS11でこの問題にも対応し、コントロールセンターからさらに簡単に操作できるようにしました。
■Bコントロールセンター
「コントロールセンター」→「コントロールをカスタマイズ」→”アクセシビリティのショートカット”を追加



これでコントロールセンターにアクセシビリティ操作メニューを呼び出すボタンが追加されます。
トリプルクリックとは違い、ショートカット設定が1アクションだけであってもメニュー表示されます。


■まとめ
JailBreak環境において「Dim」は「Activator」と組み合わせることで1オペレーションで画面を暗くできていました。
今回の方法はずいぶんとオペレーション回数が増えてしまっていますが、標準機能のみで実現できる点は大きなメリットだと思います。
余談:
JailBreaking時の細微なコンディションよっては、「Dim」で暗くした状態でスクショを撮るとSafe Modeが発動する場合がありました。
スクショ撮影時の一瞬の画面フラッシュと「Dim」の相性が良くなかったようです。
そんなわけで、スクショを撮りたい場面でいちいち「Dim」をOFFにする必要があり、煩わしさを感じていました。
標準機能のみで実現した今回の方法であれば、もちろんそんな事態とは無縁です。
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