さて、我が家にはこれまで無線LANを利用するデバイスそのものがなかったので、その環境ももちろん構築していませんでした。
iPhoneがはじめての無線LAN対応デバイスとなります。
なにを隠そう、定額サービス適用前のパケ代が既に300万円近くになってるほど3Gを使いまくっている現状。まあパケット定額の上限くらいは怖くないのですが、抑えられるもんは抑えたいと。で、無線LAN環境を作ることにしました。
環境構築にあたりいろいろ調べた結果、「FON」に加入することにし、アキバのツクモ電機でFON専用無線LANルータ「LA FONERA+」を購入してきました。
あまり評判はよろしくないものの、安さとWi-Fiコミュニティに魅力を感じたことが決め手です。
さっそくFONに入会し、ルータを繋げFONに登録し、iPhoneのWi-FiをON!うんうん。
ちゃんと電波出てるね〜、ゆんゆんと。
繋がるね〜、ぎゅんぎゅんと。
我が家は悪名高きJcomがプロバイダで、FONとの接続に苦労された方も多いようですが、特に問題なく3Gでは得られない高速インターネットを実現できました。
(2009/08/07 追記)
導入直後は爆速だったものの、2〜3日後には3G回線以下の速度になってしまいました・・・。なんでもFONのデフォルトDNSはヨーロッパに配置されたサーバだそうで、そこの混み具合に大きく左右されるんだとか。他のDNSを参照させるにはSSH導入するなどのハッキングが必要とのこと。情報はゴロゴロしてるけど難しそうなんでパス。パケ代節約と思って遅いながらも我慢我慢。
ところが、今日になってまた爆速復活。なんでだろ?
雨だから?湿度高いから?などと無関係な発想しか出てこないw
ヨーロッパでは夏のバカンスシーズンに突入して(←憶測)、DNSサーバが空いてるんでしょうか?
とにかく今夜はノンストレスで
が、順調なのは「プライベートAP」の場合のみ。
LA FONERAでは外部からセキュアに隔離された「プライベートAP」と、FONのWi-Fiコミュニティに開放する「パブリックAP」の2つのAP(アクセスポイント)が作られます。このうち「パブリックAP」のほうがWAN(つまりはインターネット)に繋がりません。具体的には、"サーバが応答しません"というメッセージが出てしまいます。
Google師匠に教えを請うも、似た事例が見つかりません。
AP自体には接続できるため、WAN側=JcomのケーブルモデムからうまくIPが割り当てられてないんだろうか・・・いやいや、それならプライベートのほうも繋がらないはずだ・・・。FONのログインサーバの不具合?LA FONERAの不良?などなどいろいろ悩んだ末にとりあえずLA FORENAのルータ設定を見直し。
「パブリック→WAN」が"拒否"になってましたわい・・・。
ルータの初期登録時以外、設定画面は触っていないのでこれがデフォルトなのでしょう。Wi-Fiコミュニティを高らかに謳うFONの専用ルータのデフォルト設定が、そのコンセプトを真っ向から否定する設定とは・・・。
まあお金払って買ったルータを、会員限定とはいえ無償開放するわけですから、そこには明確な意志決定を挟む余地が必要でしょうけども、マニュアルにもFONサイトのFAQにも書いてなかったよそんなこと(たぶん)。
そんなわけで、設定を"許可"に変えて無事解決。ちゃんとFONログインページが開きましたさっ♪
追記:
LA FONERA+を買ったツクモ電機のサイトでは、FONに関する説明が実に丁寧に記載されています。
http://www.tsukumo.co.jp/fon/config_lafonera_plus.html
ここに「ネットワーク設定」についても記述がありました。
・パブリック->WAN
「許可、拒否」から選択します。デフォルトは「拒否」です。
公開用APから家庭のルーターモデムに接続したPCへのアクセスの可否を設定します。基本的に拒否するべき部分です。許可すると、ルーターモデムに接続したPCが公開用APから見えるようになります。
なんだってーー! 「→」って双方向かよ!
いや〜、あぶないあぶない。ルータにはiPhoneだけでなくデスクトップPCも接続しています。その中にはあんなファイルやこんなファイルが・・・。でも同じ記法に従えば、WANからプライベートAPも見えるんじゃね? ってか、ほんとにこんなんでWi-Fiコミュニティが成立するんか?
わけ分から〜〜〜!ってことで、さりげなく"拒否"に変更w
追記の追記:
"拒否"にしたけど、パブリックAP経由でWAN側に接続できました。
・・・わけ分からん。
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