こんにちは。
そろそろWindows7使いたいなぁと思いつつ、自宅のNEC製水冷パソコンではスペックが足らず満足に動かないことが予想されていたため、悶々としておりました。
夏のボーナスも特に何かに使ったわけでもなく残っていたので、思い切ってパソコンを新調することにしました。
新調するにあたり、方針を固めます。
- Windows7 Pro 64bitがヌルヌル動く
- 水冷PC並みの静音性
- 低スペックでもいいのでコンパクト
細かい点はさておき、大まかな条件を上記のように決めました。
[ 選定 ]
「AOpen製 XC Mini MP57-D(J)/ i5-520M」が第1候補でした。
http://aopen.jp/products/baresystem/mp57d.html
しかし、SSD(システム)+HDD(データ)という構成を模索していたので、ストレージベイが1つしかないっぽいこのモデルは却下。ぶっちゃけ光学ドライブも要らんし。
一度あのコンパクトさを見てしまうとそれが基準となってしまい、一般のキューブ型でさえ無骨に思えてきてしまいました。
同じような大きさのモデルを探していると、掲題の「ASRock製 Core 100HT」を見つけました。
http://www.asrock.com/nettop/overview.jp.asp?Model=Core%20100HT
ストレージベイ2つあるし、無線LANもオンボードだし、光学ドライブ無しの安いモデルもあるし、こりゃええわい。
マイナス点を挙げればキリがないですが、CPUがモバイル用Core 3iであること(保証外ながら5i/7iに換装可能)が唯一の気がかりです。
[ 購入 ]
さて、本体は決定しましたが、これはいわゆるベアボーンです。
マザーボード/電源/CPUなどのパーツは取り付け済みで販売されていますが、メモリとストレージは別途購入して自分で取り付ける必要があります。
本体が安いモデルとは言え予算には限界がありますので、お財布と睨み合いつつ以下の構成で購入しました。
- 本体:ASRock Core 100HT/B/BB1
- メモリ: 2GB×2
- SSD: 80GB
- HDD:500GB
- OS: Win 7 Pro 64bit(SSDと抱き合わせのOEM版)
おまけに以下の2つも。
- HDMI→DVI変換ケーブル(我が家のモニタはHDMI繋がらんの)
- USBフラッシュメモリ 8GB(OSをUSBブートでインストールするため)
総計10万円ちょい。ぐっはー!高ぇ!
[ 組み上げ ]
発注から数日で届きました。さっそく組み上げます。
組み上げ自体は非常に簡単で、自作なんぞしたことない俺でも出来ました。まあメモリ挿して、ストレージをネジで固定してケーブル繋げるだけですけど。
しかし、コンパクトな筐体がここで災いします。SATAや電源ケーブルの収まりが非常に悪い。最近のケーブルは細く薄く柔らかく、取り回しが楽なはずですが、それでもギッチギチに詰め込む感じになりました。
強引に畳んだ部分もあり断線しないか心配。そもそもこんなにギチギチでエアフローの確保もくそもなく熱暴走も心配・・・。
ストレージ2つというのが配線を増やしてしまった原因ではあるものの、上位モデルでは更に光学ドライブも接続せにゃならんわけで。コンパクトPCの宿命ですかな。
[ OSインスコ ]
さてさて、光学ドライブ無しモデルですよ。WindowsはDVDで供されますよ。
そんなわけで、上述したようにUSBメモリを使ってインストールします。
具体的な方法は以下のサイトを参照しました。
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1248win7usb/win7usb.html
WinXPなノートPCでBootableなUSBを作成しましたが、ここで問題が。
上記のサイトでは、Microsoft謹製のツールを使えば簡単だと謳っていましたが、このツールの最後の処理でエラーが吐かれます。
「bootsectが実行できんぜよ」云々。
bootsect.exeはストレージデバイスをBootableにするために実行する必要のあるツールです。これが実行出来ないとなると、このUSBメモリはWin7のイメージが入ってるだけの単なるデータストレージです。
いろいろ調べてみたところ、この作業をWinXP = 32bit環境で実行したことが原因のようです。
Microsoft謹製ツールは同一パス(もしくはWin7イメージの中)のbootsect.exeを実行しますが、これが64bit版だったようです。32bit環境で64bit版ツールは実行できません。
そこで、Microsoft謹製ツールの同一パスのbootsect.exeを、WinXPの32bit版bootsect.exeに差し替えてツールを再実行したところすんなり成功しました。
通常の製品版のWin7は、32bit版と64bit版のハイブリッドで販売されていますから、こういうことは起こらないのかもしれません。
「OEM版Win7(64bit) 」+ 「32bit環境で作業」な方は注意してね。
[ 稼動 ]
無事にOSのインストールが完了し、Core 100HTのドライバセットもインストールし、元気にモリモリ動くWin7。
いまのところは両ストレージとも問題ないです(SSDブート速ぇ!)。
筐体自体も、水冷並みとはいきませんでしたが気にならない程度に静かです。
ちょっと負荷の高い作業では、さすがにファンがフル回転して若干耳障りですけどね。
組み上げは大変でしたが、収まってしまえばこっちのもの。コンパクトなPC環境で部屋がすっきりして嬉し楽し。
[ 追記 ]
2010/11/13:
ASRrockの公式サイトで派手派手しく主張している「App Charger」を試してみました。
これは、iPhoneなどのUSB充電デバイスの充電時間を短縮するという、なかなか興味深いツールです。
しかも、Windowsをサスペンド状態(いわゆるS3)やハイバネーション状態(S4)、WOL待機状態(S5)にしても、USBポートに給電され続けるというオマケつき。(ただし、S3やS4、S5の各状態に移行させる前に、充電するデバイスを接続しておかなければなりません。ご注意を。)
実際に組み込んでみたところ、確かに充電時間が短くなりました。
ぶっちゃけ俺の生活では、高速充電が必要な場面というのはあまり無いですし、このツールを使ったところで節電になるわけではないのですがなかなか面白い機能ですね。
そうそう、ドライバCDに入ってた「Instant Boot」。これは通常のシャットダウン手順で、再起動→サスペンド/ハイバネーションを行うツールですので、App Chargerと組み合わせるとさらに便利になると思われます。
ASRock公式サイトでは他にも、iPhoneをWiiコントローラよろしく無線ゲームパッドにする「AIWI」、簡単にオーバクロックできる「OC Tuner」なども公開されていますが、ともに興味ないので試してません。
[ 追記 ]
2011/06/01:
モニタ買い換えました。三菱のRDT271WM。
ついに我が部屋にもワイドモニタが・・・。
上下の黒い帯に甘んじてきたこれまでのテレビ視聴環境。 フルワイドで皆藤愛子さんの太陽のような笑顔を拝見した時には、思わず俺、泣いちゃった♪ 嘘だけど。
で、このモニタはHDMIを入力できるので、Core 100HTをさっそくHDMI-HDMIで接続。 しかし音声が出ない・・・・( ̄□ ̄;)
ボリュームが小さいのか? いやいやテレビ(ちにみにこちらはD4入力)はちゃんと音声出てたじゃん。愛子ちゃんの声に癒されたじゃん。
Audioドライバも最新にアップデートしたけど効果なし。 マザボがHDMIのAudio出力に対応してないのか?
せっかくケーブル本数減らせると思ったのにー! 助けてよ!Google先生!
Google先生:「BIOS設定確認したかい?」
はっ・・・そんな基本的なこと忘れてた・・・・orz
BIOSで「Onboard HDMI HD Audio」をEnabledにしたらあっさり解決しましたとさ☆
自分もこのPC(Core 100HT)を狙っているのですが、付属のリモコンは普通に使えてますか?
HTPCとして使おうとしているのですが、本体に受光部が見当たらなかったので、購入を躊躇してます。
教えてもらえるとうれしいです。
メディアサーバとしての用途を前提としていなかったので、リモコンはまったく使用していなかったのですが、せっかくご質問いただいたので使ってみました。
普通に使え、Windows Media Centerを完全にコントロール出来ました。
ついでに同封マニュアルのリモコン操作部説明箇所を撮影してみたのでご参考にしてください。
(我が家にはスキャナが無いので"写真"で申し訳ないです)
https://huwy.up.seesaa.net/image/Picture203.jpg
問題なく使えるようですね。安心しました。
近いうちに買おうかと思います。^^
あいや、お恥ずかしい。
http://www.asrock.com/nettop/manual.jp.asp?Model=Core%20100HT