2013/03/08追記:
iPhone5JBが解禁となり、この記事にも多くのPVがありました。
すでにご承知のとおり、FolderIconsはiOS6.0以降に対応していません。
が!
先ほどSANTAさんのブログで知ったのですが、iOS6.XJB対応版のベータテストがスタートしているもよう。 リポジトリも公開されて誰でもベータバージョンを使用できるようです。
詳しくはネタ元のSANTAさんのブログを参照してください。
ご興味ある方は、あくまでもベータバージョンであり、取り返しのつかない事態になる可能性もあることをご覚悟のうえインストールしてね。 私ゃ責任取れませんよ。
SANTAさんのTools 4 Hack –
「iOS 6対応「FolderIcons」のベータテストが始まる! 開発終了してなかった!」
こんにちは。
何ヶ月ぶりでしょうか、iPhone JailBreakネタです。
はじめに |
iOS4より前、まだiPhoneOSという名称だった当時、フォルダによるカテゴライズはJBアプリである「Categories」を使用しないと実現できませんでした。
iOS4.0で標準でフォルダ作成機能が実装されましたが、この記事執筆現在のiOS4.3.5に至ってなお、フォルダアイコンを変更するという機能はありません。
ここでやはりJBアプリに頼ることになります。
CategoriesもiOS4.3.5JBで利用可能ですが、今回は「Folder Icons」というJBアプリをご紹介。
Folder Iconsの設定 |
アプリ名が示すとおり、iOS4.x標準フォルダのアイコンを変更できます。
以下、設定方法について簡単にご説明。
Cydiaからインストールすると、標準の設定.appにFolder Iconsがリストされます。
ホーム画面には表示されませんので、こちらから起動します。
起動画面です。
Folder Iconsそのものを有効にするか、全フォルダのバッヂを非表示にするかを指定します。 “Folders”以下には既存のフォルダのリストが表示されます。 Folder Iconsでは既存フォルダに対してのみアイコン変更を行えます。
リストから既存フォルダを1つ選択した画面です。
“General”では以下の指定を行います。
- バッヂを非表示にするか
- フォルダアイコンの背景を非表示にするか
- フォルダアイコンの影を非表示にするか
- フォルダ名を非表示にするか
“Custom Icon”はこのアプリのメインです。
フォルダアイコンの表示方法を指定します。 以下詳しく説明します。
フォルダアイコンの表示指定 |
Enable
選択した既存フォルダに対し、Folder Iconsの機能を適用するかの指定です。
この項目をオフにするとフォルダアイコンは変更されず、以降の項目の設定も無視されます。
Icon Name
適用する画像ファイルを指定します。 右端の「>」をタップすると、利用可能な画像のリストが表示されますので、適用したい画像を選択します。
画像リスト画面にも記述がありますが、画像ファイルは特定ディレクトリを操作することで任意に追加/削除が出来ます。 ディレクトリのパスは以下になります。
/private/var/mobile/Media/FolderIcons
インストール時にいくつかの画像ファイルが含まれますが、iFunboxやiFileなど、iOSのファイルシステムにアクセス可能な手段でオリジナル画像を追加できます。
Don’t scale Icon
上記Icon Nameで指定した画像ファイルは、通常はRetina Displayに合わせて縮小されますが、この項目をオンにするとオリジナルサイズのまま表示されます。
フォルダをホーム画面の任意位置に配置できるJBアプリと併用すれば、複数個分のスペースに大きなフォルダを1つデデ〜ン!と配置することも可能だと思います。
Compose Icon
上記Icon Nameで指定した画像を使って”新たなフォルダアイコン”を作成します。 これはちょいと分かりづらいかもしれません。
通常、Folder Iconsで変更されるのは、“各アプリを示す小さなアイコン群”
だけです。 フォルダを示す”枠”はそのまま残ります。
Compose Iconをオンにすると、Icon Nameで指定した画像を使って”枠”そのものを生成することになります。
Add glow
Compose Iconをオンにした場合、生成された”枠”アイコンに光沢効果を追加するか指定します。 したがって、Compose Iconがオフの場合はこの項目の設定は無視されます。
2011/09/29追記:
ちょっと説明がいい加減すぎたかなと思いまして追記します。
フォルダアイコンは大きく5つの要素から構成されています。
- 背景(”枠”)
- 縮小アプリアイコン群
- バッヂ
- 影
- ラベル
Folder Icons の設定画面”General”で「非表示」設定可能な項目はそれぞれ以下のような対応になります。
- Remove Badge → 3. バッヂ
- Remove Background → 1. 背景(”枠”)
- Remove Shadow → 4. 影
- Remove Label → 5. ラベル
そして”Custom Icon”で 2. 縮小アプリアイコン群 を置き換えるわけです。
したがって、標準の背景(”枠”)でもなく、Compose Iconで生成される新たな”枠”でもなく、純粋に適用画像だけでフォルダを表現したい場合は、
- Remove Background → オフ
- Compose Icon → オフ
でOKです。
なお、次のキャプチャで示すとおり俺のホーム画面は、暗色&単色な背景画像なのでさほど気にならないのですが、ホーム画面にキャラクタ物などの「見せる背景画像」をお使いの場合、アプリおよびフォルダアイコンの影やラベルが気になるところです。
Folder Iconsでは(もちろんフォルダに限定されますが)影とラベルを非表示に出来ます。 アプリアイコンの影やラベルの非表示については、iPhoneテーマカスタムのスペシャリストとしてお馴染みのとよしんさんが、最近Twitterでその方法を(非推奨ながら)公開されていますのでご参考にしてください。 ブログにまとめてくださるといいんですけど・・・・。
適用例 |
以下に、Retina Display用のiOSブートロゴを使用した実際の適用例を示します。
左上の”SNS”フォルダでは、Don't Scale Iconをオンに指定しました。
ご覧のとおり、縮小されず大きなアイコンとして表示されています。
その下の”Storage”フォルダでは、Compose Iconをオンに指定しました。
指定画像そのもので新たなアイコンが生成されています。
(背景が黒くなってます)
その下の”Bookmarks”フォルダでは、Add glowのみをオンに指定しました。
Compose Iconはオフなので、何の効果も適用されずに単純に指定画像が表示されているだけです。
Compose Iconをオンに指定した”Storage”フォルダの例と比較すると、従来のフォルダの”枠”がそのままであることが分かります。
(そもそもフォルダアイコンを手作業で差し替えて使っていたので、標準のフォルダアイコンと色が違いますが^^;)
一番下の”JailBreak"フォルダでは、Compose IconおよびAdd glowをオンに指定しました。 光沢効果が追加されています。
フォルダ機能拡張事情 |
俺も全JBアプリに精通しているわけではないので、かなり偏った見解かもしれませんが、現在のフォルダ機能拡張事情について一筆。
Categoriesを利用すれば、フォルダのフルカスタマイズはほぼ実現できます。
俺も以前はCategoriesユーザでしたが、iOS4リリースと同時に標準フォルダ機能に移行しました。 なにしろアプリ追加/移動/削除は圧倒的に標準機能のほうが簡単です。
その後標準フォルダ機能を拡張するJBアプリも続々登場し、ますますCategoriesに戻す理由が失われていきました。
決定的だったのはFolder Enhancerですね。 俺にとって標準フォルダ機能で最大のネックだった以下の点が解消されました。
- ホーム画面が割れるようなアニメーションでフォルダ展開
→普通にポップアップでいいよ・・・ - 1フォルダに対する登録アプリ数の上限
→カテゴライズし切れないじゃん・・・ - フォルダの階層化不可
→だ〜か〜ら〜! カテゴライズし切れないじゃん・・・
というわけで、俺がCategoriesに求めていた機能は、Folder Enhancerでほぼ再現され、Folder Icons との組み合わせで完全に置き換わりました。
なお、各アプリの小さなアイコンも表示したいという方には、同様のJBアプリとして「Beautifolders」があります。
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