こんにちは。
先日の記事で挙げましたとおり、「ぺんてる airpen」にハマれなかった俺です。
記事では絶賛したり扱き下ろしたり、人格を疑われるような両極端な評価を書き、結局は「タブレットPCでええやん」というところに帰結しました。
さっそくタブレットPCの選定を始めたタイミングで、SoftbankがiPhone4S発売を機にキャンペーンを開始しました。
Wi-Fi環境下でのみ使っていればデバイス本体代以外は0円でiPad2が入手できるというアレです。
正直、自分の中で展開が早過ぎると思ったので、購入するかどうか迷いながら家電量販店に行ったのですが、対応してくれた店員さんがとっても可愛かったので思わず決断しちゃいました。 iPad2(16GB)お買い上げです。
その店員さんはマニュアル通りに手続きを進めながらも、本当は自分の売り方でお客さんに接したいという思いがひしひしと伝わってくるキュートな女の子でしたよ。細くて小さくて白くてしなやかな手をしていました。
閑話休題。
iPadは静電容量方式のタッチパネルであり、スタイラスペンもペン先が太く、ストロークの追従性も低く、手書き入力に最も不向きなデバイスです。
それでも比較的安価に(Kindle Fireの倍額ですが(・_・;)購入できること、またそもそもiPhoneユーザには親和性が高かろうという理由でiPadにしちゃいました。
さてハードが決定してしまいましたので(そして俺はタブレットPCを何台も購入できるほどお金持ちでもないので)あとはもうアプリケーションの質が勝負となります。
数多ある手書き入力アプリから今回は以下の5つを使ってみました。
使い比べた感想としては、やはり一長一短。
手書きという"感覚"が重要な作業では、微妙な使い心地の差が評価に大きく影響してきます。 俺個人の"感覚"に一番響いたのは「NoteShelf」です。 なんでもSoftbank社長孫正義さんも絶賛しているとか。
とにかく書き心地の滑らかさが秀逸。 拡大入力ウインドウではほぼ思い通りにストロークが走るので「自分の字」がちゃんと書けます。
そして筆記リズムを乱さない様々な工夫、例えば拡大位置の自動シフトや自動改行。 ミーティングなどで頭も耳も手も同時にフル回転させなきゃいけない場面で、筆記だけに余計な神経を使わないで済みます。
もう俺のメインアプリとなることはほぼ確定的な「NoteShelf」にも残念な点があります。
まずはキーボード入力をサポートしていない点。
手書きアプリなんだから不要だろと思われるかもしれませんが、実は漢字が思い出せない時に辞書として使えたりするので、脳味噌の鈍化が著しいおっさんには是非欲しい機能なのです。
そしてカット&ペースト機能。 こちらは「FastFinga3」のスケッチパッドのほうが一枚上手です。
例えば「NoteShelf」では文字に重ねるようにして描いた◯印だけを消すといったことは出来ません。 「FastFinga3」のスケッチパッドではストロークごとにレイヤが別れているので、交差した線を個別に選択することが出来ます。
とは言え、こんなことが出来るのは「FastFinga3」だけなので、これを以って「NoteShelf」のほうが劣っていると言うつもりはありません。
「NoteShelf」のスクリーンショット。
俺の場合ですが、筆記リズムは紙に書くのとほぼ同じ!
「FastFinga3」のスケッチパッドのスクリーンショット。
各色の◯の重なり順を変えたり、完全に分割することも可能。
「NoteShelf」ではこれが出来ません。
その他のアプリの詳細は今回はご紹介しませんが、それぞれ長所があります。
たとえば、「7notes」は手書き文字を認識して綺麗なテキスト(活字)に変換してくれます。
「UPAD」は直線、長方形、楕円の描画をサポート。
「BambooPaper」はオペレーション(特にペン先の色と太さの変更)が簡単です。
そんな中「NoteShelf」をメインに据えたのは、「紙のノートに書く”感覚”」を最も上手に再現できていると思えたからです。
なお、今回はスクリーンショットという形でイメージを貼りましたが、「NoteShelf」は画像やPDFの出力もサポートしています。 外部連携もEvernote、Dropbox、メール等豊富です。
手書きアプリを使う目的は様々です。
繰り返しになりますが、「ノートに文字を書く」行為の代替としては「NoteShelf」が最も優れていると思います。
「FastFinga3」のスケッチパッドは描画エリアが事実上無制限なので、ざっくり大きく書いて頭の中を整理するブレインストーミング、マインドマップ的な使い方に適していると思いました。
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