こんにちは。
しばらくブログを更新していませんでしたが、今回も取り立ててネタがあるわけじゃありません。 そこで到着待ちの新しいスタイラスペンについて書いてみようと思います。
以前こちらの記事の最後でチョロっと触れたスタイラスペン。 年明け早々に手に入ると思っていたものの、実はまだ出荷すらされていません。
「iPen」はiDevice専用スタイラスペンで、静電容量方式対応ではなく、ペン先から発信される赤外線(超音波だったかも?)をDockコネクタたに接続した受信ユニットで読み取ります。 それをiDeviceの画面上にフィードバックする仕組み。
つまり、ペンのストロークを読み取る仕組みは「ぺんてる airpen」とまったく同じです。
ただし、こうした特殊な仕組みのせいで、「iPen」が使えるのは受信ユニットからの信号に対応した一部のアプリだけです。 通常のiOSオペレーションにすら使えません。
(ページトップ以外の動画や、対応アプリの一覧は公式サイトで確認できます。)
「iPen」は海外のスタートアップがKickstarterに公開した商品で、俺も去年の年末に出資。 プロジェクトも目標額を集めて無事に満了しました。
というわけで後は送られてくるのを待つだけなのですが、2ヶ月近く経過した現在でもまだ出荷すらされていません。
当のスタートアップからこまめに近況報告メールが届くのですが、それによるとApple社がなかなか認可してくれないとのこと。 iDeviceに接続するアクセサリ類はApple社の「MFi(Made For iPad/iPhone)」を取得しないと販売することが出来ません。
商品サンプルをAppleに送ったり、クパチーノのApple本社まで足を運んだりと、スタートアップ陣営は(メールの内容を信じるが限り)精力的に動いているようです。 Apple社の審査業務の遅さについては、以前からアプリ開発者などから糾弾されています。 こうして自分も少なからず巻き込まれてみると、やはり腹立たしいですね。
一時期は「Apple認可なし(=保証なし)でもいいなら希望者にはもう配送しちゃうよ!」って言ってたんですが、それすらAppleの圧力により封じ込められたもよう。
2012/02/29補足:
MFiは既に取得済みのようですね、動画にもしっかりMFiロゴが表示されています。
まだ取得できていないのは、報告メールによると”final approval”のようです。訂正します。
あまりにも進捗が悪いので、だんだスタートアップ側を疑うようになってきてしまいました。
のらりくらりと言い訳して「金をだまし取ったのではないか?出資法違反じゃい!!」と。
まあそうだとしても相手は海外の名も無きベンチャーですから、回収は難しそうです。
疑うよりは期待していたほうが精神衛生上も良いというもの。 騙されたとはっきり分かるまでは、ワクワク(そしてイライラ)しながら待ちたいと思います。
2012/02/29補足:上述の公式サイトで一般販売も開始したようです。Kickstarterのプレオーダーがこの有り様なので、公式サイトからポチってもやっぱり待たされることになると思います。
2012/03/05 20:20追記:今確認したら「Sold Out」になってました。「Please come back later」とも書いてあるので再販する気は満々のようです。
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