こんにちは。
iPenが到着した前回は、手書き入力アプリ「GhostWriter」で使った簡単なレビューを書きました。 今回は「GoodNotes」をiPenで使ってみます。
まず注意すべきは、「GoodNotes」の2012/03/24現在のバージョンは、iPen対応についてまだベータ版であることです。 いくつか制限事項がありますが、警告ダイアログに日本語で詳しく表示されます。
- キャリブレーションを複数のポイントで、しかも納得できるまで調整作業を継続できるので、「GhostWriter」より遥かに高い精度が得られます。 思えば「GhostWriter」のただ1点のみの調整ポイントによるキャリブレーションって、相当怠慢だよな・・・と思いました。
- そもそもストロークの追従性に優れたアプリなので、「GhostWriter」ほどストレスを感じません。 ただし、字がガタガタに震えます。 普通のスタイラスペンではこうはならないので、iPenストロークを読み取る処理、それを画面上にフィードバックする処理のいずれかに少々問題がありそうです。
- 添付画像をご覧くだされば一目瞭然ですが、最細の太さで書いたせいか、字が滲みます。ジャギーってやつですね。 添付画像の下部ではもう少し太くして書いてみましたが、これでようやく気にならなくなるレベル。 必然的にストロークの細かさは犠牲になります。
さて、キャリブレーション精度も追従性も良好だと書きましたが、あくまで「GhostWriter」と比較したうえでのお話です。 やはり若干のズレ/遅延は否めず、一定の”慣れ”が要求されます。 ジャギーと字の震えは本当に残念ですね。
あと、「GhostWriter」と「GoodNotes」を使ってみて気づいた点があります。
両アプリ(というかiPen対応アプリは全て)は、iPen使用中はタッチに反応しません。
これによって、画面上に手を付いてじっくりiPenを使えるわけですが、この機能はあくませアプリがサポートしているものであって、iOSとは無関係です。 iOSの「設定」で有効にした「マルチタスク用ジェスチャー」にはバンバン反応しちゃいますので、iPen使用時は無効にしたほうが良いでしょう。
さてさて、前回も書きましたが俺の本命「NoteShelf」のiPen対応バージョンがまだリリースされません。 2つの先行アプリを使ってみて、iPen使用時にあの書き心地の気持ちよさをどこまで維持できるか、少し不安になってきましたよ。
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