こんにちは。
ほぼ1年前にオンラインストレージサービス「Bitcasa」をご紹介しましたが、当時はパフォーマンスが優れず、ちょいと試用してすぐに利用を止めました。
先日「かなり別物になっちょる」という情報を得て、久しぶりに検証してみました。
変更点
以前はDropbox然とした双方向同期をサポートしていました。
「別物」になったBitcasaは、利用デバイス → Bitcasaサーバの単方向同期(ミラーリング)のみになっています。
したがって複数のデバイス間でファイルを双方向に同期することが出来ません。
アップロードしたファイルの変更や削除は、アップロード元のデバイスからしが出来なくなっています。
同じBitcasaアカウントに接続した他のデバイスはRead Onlyでのみアクセスできます。
BitcasaのWEBページからもファイル/フォルダの削除は出来ません。
(アップロード元デバイスがぶっ壊れた時は、ややこしいことにならないのかな?)
WEBページで可能なことは、ファイルリスト参照/ダウンロード/共有リンクの生成だけに限定されます。
んじゃ、用途は?
単方向同期(ミラーリング)に仕様変更されたこと、相変わらずパフォーマンスもそれほど高くないことなどから、純然たるバックアップスペースと割り切るほうが良さそうです。
ただし、容量は無制限です。 ドライブ単位でバックアップすることも可能なわけで、さらに暗号化も自動で行われたり世代管理も出来るので、バックアップスペースという割り切りさえ出来ればかなり使えるサービスですね。
ローンチ以前のコンセプト発表段階から実用性が疑問視されていたサービスですが、ようやく落しどころを見つけて収まった感じがします。
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