こんにちは。
今回はGQueuesのちょいと詳細なご紹介記事です。
メニュー
画面左側のフレームに表示されるメニュー項目です。
My Queues
GQueuesでは主題となるタスクをキュー(Queue)と呼びます。
「夏休みラブラブ旅行計画」だったり「取引先Aの×××プロジェクト」だったり。
これらを、もう一つ上位の概念である「カテゴリ」に分類しながら追加していきます。
Smart Queues
カテゴリやキュー、期日、タグを条件として任意に定義したビューです。
私が関連記事の中で「ユーザ定義ビュー」と呼んでいるものに相当します。
予め以下のビューは定義済みです。
- Inbox(受信トレイ)
- Assignments(他のGQueuesユーザから依頼されたタスク)
- Overdue(期限を超過したタスク)
- Due Today(当日期限を迎えるタスク)
- Due in a Week(1週間以内に期限を迎えるタスク)
- All Tasks(すべてのタスク)
GQueuesではユーザ定義ビューの条件要素が限定的なので、あとはタグの組み合わせで様々なビューを作っていくことになります。
したがってタグを如何に上手に体系化できるかという点に大きく依存します。
上手く体系化できると、たとえば「いずれかの駅付近で明日までに購入する買い物リスト」なんてビューも作れるでしょう。
Friend Queues
自分に公開された他のGQueuesユーザのキューです。
たとえば仕事でチームメンバがGQueuesを使っていれば、「あいつは今こんなタスク抱えてるんだな」という確認が出来ます。
Tags
タグです。前回記事でも書いたとおり、GQueuesではコンテキストやステータスといった属性が用意されていませんから、タグで代用することになります。
GQueuesを使い易くするも使いづらくするも、このタグの体系化如何に依ると言っても過言ではありません。
綿密に計画してからタグを作っていくことをお薦めします。
私の体系化の例を次回記事で取り上げる予定です。
共通
メニューの各要素は名前の変更や削除が簡単に行えます。
またカテゴリー以外の要素は色分け出来ます。
新規作成時に他の要素と被らない色が自動で割り当てられますが、あとで変更も可能です。
またカテゴリ、キュー(Smart Queuesも)はドラッグ&ドロップで並べ替えることも出来ます。 タグだけは文字順固定で並びます。
残念なのがSmart QueuesとTagは、該当するタスクの数をメニューに表示してくれない点です。 いちいちビューを開いてみないと、タスクの有無はもちろん残タスクがいくつあるのかも分かりません。 これはとても残念。
タスク
タスクは何階層にネストさせることが出来き、サブタスクの展開/折りたたみも簡単です。
また、各タスクにはそれぞれ属性を指定できます。
タスクにマウスオーバーするとアイコンが表示されます。
これらをクリック(またはショートカットキー)して入力していきます。
左から順に、
- 期限日時(およびアラート、リピート設定)
- 依頼先
- ノート
- タグ(いくつでもOK)
最後の2つはコピー機能とタスク削除です。
これらの属性の表示をビュー単位でオン/オフ出来ますし、個々のタスク単位でもオン/オフ出来ます。 (表示オフにしても、入力のある属性はアイコンで確認できます。)
タスク編集はほぼキーオペレーションのみで行うことが出来ます。
ショートカットキーを覚えてしまえば、思考を妨げることなく次々とタスクを作成していけます。
またタスクは数を指定してコピーすることが出来るので、同様な属性を持つタスクを大量に作成する場合に便利です。
すべての属性を設定してすべて表示をオンにすると、こんな感じ。
ソート
各ビューの並び替えを「グループ化」と「ソートキー」を条件として指定できます。
(グループ化のほうが優先度が高いです)
残念なことにGQueuesのソート機能はToodledoに比べてそれほど高くありません。
設定
設定画面では、タスク追加用のメールアドレスの確認、全体に影響を及ぼすレイアウトの指定、Googleカレンダー統合、タスク完了時の挙動の指定、タグの編集、インポート/エクスポート、アカウント管理などが行えます。
モバイル
Android版アプリはそろそろリリース予定だそうですが、iOS版アプリは開発中とのこと。
現時点ではモバイル用のWEBページを利用出来ますが、これがあまり使い勝手がよろしくなく。
特にコンテキストやステータスはタグを代用するしかないのに、タグビューをサポートしていないのは残念です。
コンテキストやステータス相当のタグごとにSmart Queuesを作らないと、モバイルでは確認出来ないことになります。
またいろいろなカテゴリーやキューを横断するSmart Queuesでは、タスクがどこに含まれるものなのか分かりにくいのも残念。
有料エディション
有料エディションのみの機能として以下があります。
- Googleカレンダーとの統合
- リマインダー機能
- 共有機能
- 依頼機能
- モバイル版の利用
お試し期間としてフル機能を2週間だけ無料で利用することが可能です。
Toodledoより機能が限定的でしかも年額料金が高いとか(Toodledoは年額$14.95)、ますます人様には勧められないな・・・。
追記:わりと重要なことなので
スクリーンショット撮るの面倒になって割愛しちゃいましたが、やっぱり書くことにします。
優先度
GQueuesに優先度の概念はあまりありません。
強いていうなら、各キューにおけるタスクの並び順がそのまま「優先度の高い順」です。
並び順と優先度を独立させたい場合は、やはりタグを代用することになるでしょう。
期限
期限はカレンダーとスライダーで日時分単位で指定可能です。
時分を指定しない場合は終日タスクという扱いになります。
またそのタスクに必要な時間を分/時/日/週といった単位で指定出来ます。
リピート設定
リピートの指定は、日次/週次/月次/年次をベースに柔軟な指定が可能です。
3日おき、3週間おきなど繰り返しの単位も細かく指定出来ます。
週次ベースでは、繰り返す曜日の指定も出来ます。
これで平日だけ繰り返す、月水金だけ繰り返すといった指定が可能です。
月次ベースでは「月の日付」で繰り返すのか、「曜日」で繰り返すのか指定できます。
後者を選択すれば、「月の最終木曜日に繰り返す」といった指定が可能になります。
Smart Queuesの設定条件
Smart Queuesでは次のような要素を条件に指定できます。
Smart Queuesの種類として、General(一般)かNext actions(次にやること)を選択できます。
Next actionsは単純に各キューの残タスクのうち、並び順の先頭から数タスクを表示するだけです。 それ以上の条件付けは出来ません。
対象キューの範囲を選択できます。
全体なのか、他ユーザとコラボしてる時は自分のキューだけにするか、カテゴリやキューを限定するか、といった条件付けが出来ます。
期限の指定では、いつからいつまでに期限を迎えるタスクを対象とするか指定します。
- 今
- 昨日
- 今日
- 明日
- N週間
といった単位の組み合わせで指定します。
たとえば、「今から昨日いっぱいまで」という一見矛盾した条件を指定すると、いわゆるOverdue(期限超過)のタスクを抽出できます。
タグの指定では、複数のタグの「いずれかを含む」もしくは「すべてのタグを含む」を選択できます。
期限とタグは論理和、論理積で組み合わることが出来ます。
つまり指定した期限範囲とタグ両方を満たすタスクか、どちらか一方を満たすタスクかという組み合わせを選択できます。
このへんの指定も、Toodledoはほぼ無制限に条件を複雑化できますが、GQueuesは限定的です。
次回予告
次回は私なりのGQueues設定の工夫などをご紹介する予定です。
【タスク管理】GTDに本腰入れてみっか@【タスク管理】GTDに本腰入れてみっかA
【タスク管理】GTDに本腰入れてみっかB ←
【タスク管理】GTDに本腰入れてみっかC
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