こんにちは。
数回に渡って書き連ねてきた「俺様GTD」環境の構築経緯。 今回で最終回です。
Toodledoに比べて機能が見劣りするGQueuesで「俺様GTD」やったるで!と決めましたが、見劣りする部分をどう補っていくか、私なりの工夫を書いていこうかと思います。
あと、GQueuesの今後の展望やGTDしてみた感想など。
タグはどんなの作ってんのさ
GQueuesはタグの体系化如何によって使い易くも使いづらくもなると前回書きました。
後述のSmart Queuesもタグありきです。
「俺様GTD」では以下のように体系化しています。
GQueuesにおいてタグは文字列順に勝手にソートされてしまいますから、記号を使って同一属性のタグがまとまるようにしています。
具体的には
- 「!」記号を含むタグは 「ステータス」
- 「#」記号を含むタグは 「手段のコンテキスト」
- 「@」記号を含むタグは 「場所のコンテキスト」
といった具合です。 それぞれ色分けもして視認性を高めています。
ステータスをタグで自由に表現できるのは、Toodledoでは不可能なGQueuesの利点ですね。
Smart Queues使いまくり
私のGTD運用において外出先における参照頻度は比較的高く、様々な属性単位のビューを柔軟に切り替えられないと大変困ります。
GQueuesは属性付加をタグを駆使して行ないます。 ところがモバイル版ではタグビューが使えません。
ではどうするか。
モバイル版ではSmart Queuesは使えますので、ほぼタグ1つ1つに対応するSmart Queuesを作成しました。
左端にズラリと並んだ大量のSmart Queues。 いや、正直不恰好ですね。
モバイル版では色分けも反映されませんから、無意味なSmart Queuesも見出しとして挿入しています。
さて、これをいざモバイル版で見てみるとこんな感じです。
縦長になったiPhone5でももちろん全てを見通せません。
なんだかネガティブなことばかり書いてますね。 こういったToodledoを使用していれば要らぬ努力が我慢ならん方は、やっぱりGQueuesはお薦めできません。
さて、「俺様GTD」でもっとも重要なのは「☆HotList」です。
これは、第1回目の記事で目的として挙げた
いま現在、気に掛けるべきタスクのみを抽出する
に相当します。 Smart Queuesの条件としては、
- 今日までに期限を迎えるタスク(期限切れを含む)
”または”、
- 次にやること(Next Action)
- 仕掛中(Active)
- 回答待ち(Waiting)
のいずれかのタグを付加されたタスクを抽出しています。
GQueuesの今後の展望
先日、Android版アプリがリリースされました。 モバイル版に比べて遥かに高機能です。
まず、タグビューが使えます。 「俺様GTD」のSmart Queuesの多さはモバイル版でタグビューが使えないことに起因しますから、これは非常に嬉しい。
また色分けの反映や、音声によるタスク作成、ネストしたサブタスクが作りやすいなど、かなり便利になってます。
そしてそして、ようやくタスク検索もサポートされたようです。
っていうか、PC版では未だに実装されてないません。 モバイルアプリで実装してんならPC版も早く対応してほしい。
この点は展望というより希望ですが、期待できるのではないでしょうか。
iOS版アプリはまだ開発中とのことです。 iPhoneユーザとしては待ちきれない思いです。
Android版と同じ仕様だといいなあ。 お願いだから差別化しないでね>開発者さん
GTDええわ〜
約3週間ほど「俺様GTD」を実践しています。
GTDには頭の中にある予定を徹底的に吐き出す「収集」という工程があります。
タスク管理に興味がある方は、GTDの意識がなくとも自然にやっていることではありますが、意外と「これは書き留めるまでもない・・・」などと判断してしまいがちです。
私は今回を機に本当に徹底的に洗い出してみました。
すると、これが実に気持ちいがいい。 完全に外部記憶に預けて頭のなかを空っぽにすることが、こんなに気分的に晴れやかになることとは思いませんでした。 新鮮な感動です。
洗い出しにあたり、以下のブログのトリガーリストを参考にさせていただきました。
皆さんもぜひ実践してみてください。
未整理タスクを収集する
c.f. 2006-06-15 - 今日とは違う明日
さて、GTDをものすごく大雑把に言ってしまうと「タスクの体系化」なわけですが、これには定期的なメンテナンス、見直しが必要不可欠です。
この見直し作業に費やす時間を引き合いに、GTDというメソッドを否定する意見があります。 私もこれに反論する気はありません。
週に一回はメンテナンスしないとあっという間に破綻しますし、その時間も取れないほど忙しい場合には、GTDはむしろ負担にしかならないでしょう。
これからGTDを実践しようとしている方は、そのへんも覚悟されておいたほうが良いと思います。
ちなみに私は、この見直し作業そのものもタスクとして登録し、日次で軽く、週次でがっつり見直すようにしています。
おまけ
最後に、書き留めた「GQueuesに望む改善点」を挙げておきます。
多くはToodledoとの比較のうえで挙げたものです。
先述のように、モバイルアプリで既に実装されたものもあります。
- タスクの開始日常設定追加
- Tagの該当タスク数を表示
- Smart Queuesで該当タスク数を表示
- Smart Queuesのカテゴライズ
- Smart Queuesの条件の柔軟性向上。特に完了/未完了の指定
- 完了時のアーカイビング/削除の挙動をキューごとに設定
- リピート設定したタスクがActiveに復旧する時、サブタスクも復旧させる機能
- タグの引き継ぎ先タスクを指定可能とし、完了時に自動で引き継ぐ機能
- ソートキーの指定を柔軟に
- 検索機能
- モバイル版にTagビューの追加(もちろん該当タスク数表示も)
- モバイル版のSmart Queuesにも該当タスク数表示
- モバイル版でタスクネストレベルの表示
- モバイル版でTaskOverViewをサポート
- モバイル版でもソート指定対応
- モバイル版におけるタスク追加時に、新規タグ作成、リピート指定、下位ネスト指定も可能とする
- iOSアプリ。もちろんアラート、バッヂ表示も。
- Googleカレンダーとの連携において複数カレンダーをサポートし、キューごとに指定可能とする
今後もGTD、タスク管理について気になる情報を仕入れた時には記事をアップしようかと思います。 それではアデュ〜\(^o^)/
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