こんにちは。
スマホの契約・各種保険契約などなど、光熱費や家賃以外の「無くても生きてはいける」各種サービスにどれだけコストが掛かっているのか、改めて見直してみました。
詳細は割愛しますが、このテのサービスに年間20万円ほど支払っていることが分かり、そこそこの衝撃。
一番大きいのはやはりスマホですね。 いまだに3大キャリアと契約していますのでかなりの額。 これはiPhoneXを入手でき次第、MVNO(格安SIM)に乗り換える予定ですのでまた報告します。
次に大きいのがCATVとの契約です。 自宅マンションは建物単位でCATV契約があり、壁から出ているアンテナ線はこのCATV社からの配信で、地上波を見る分には追加費用は発生しないのですが、BS・CSやCATV独自の動画配信などは各戸で追加契約しなさいという形です。
今回の記事は、このCATV社との各戸契約を見直したよ、というお話。
契約の内訳
CATV社との契約の内訳は以下のとおりです。
- BS・CS、CATV独自の動画配信の視聴
- HDDレコーダ付きのチューナレンタル
- ネット高速プランの追加(*)
- 無線LANルータ付きケーブルモデムレンタル(*)
*: CATV社とはマンション単位の契約なので、低速ネット回線なら無償で使えますし単純なケーブルモデムも各戸に無償配布されています。
このうちネット接続に関わる契約は維持し、ほとんど観なくなったTV関連の契約を見直すことにしました。
とは言っても地上波の特定の番組は毎週観てますし、TVerでも配信していないので録画してでも観たい。
実のところ、TV関連契約料金はそれほど高くありません。
しかしこのまま数年単位で契約し続けるくらいなら、市販のチューナ買っちゃったほうがお得ですので契約を解除することにしました。
あ、書き忘れるところでしたが、我が家にはいわゆる「テレビ」がありません。 PCモニタにレンタルチューナを接続して視聴しています。
録画はすれど
さて市販のTVチューナをさっそく比較開始です。
大手家電メーカーの製品から検討しましたが、ん〜高いのね。 CATV契約を解除してもペイできるのは4年後とか5年後とか・・・。
ぶっちゃけBlu-rayとか要らんのですよ。 録画した番組は1回観れば十分ですし映画ソフトをレンタルする習慣もないし。
単純に観て録れれば良いのです。
要件整理
単純に観て録るだけの廉価チューナは大小様々なメーカから販売されていて、これまた比較検討に頭を悩ませることになりました。
そこで欲しい機能をいったん整理してみました。
- 放送中の番組の視聴
- 録画
- LAN経由でPCでも観れる
要は現在CAVTからレンタルしてるチューナで実現できている機能は維持したいわけです。
ブレブレ
廉価チューナは廉価だけあって、ちょっとした機能追加くらいなら下位機種との価格差は僅かなことが多いようです。
いろいろ吟味していると、「あ〜、この機能はあってもいいよね。うんうん」と欲が出てきてしまいました。
例を挙げてみましょう。
- チューナ数は多いに越したことはない・・・だって録画したい番組がいっぱい重なったらどうすんのさ?な?必要だよな?
- 録画番組をすぐに消化できるとは限らない。 なのでストレージは大きいほうが良い。 いつでも観れる、これが重要(キリッ
決めたで!
そんなわけで、欲とお財布の葛藤を経て最終的に購入したのは、IO・DATA社製のREC-ON「HVTR-BCTX3」です。
価格.comで調べた限り、上述のとおり下位機種との価格差はあまりなくそこそこ高機能。評判もよろしいようです。 以下、ざっくりスペック。
- チューナ3基
- ストレージは別売りの外付けHDD
- DLPA / DLAN / DTCP-IP準拠
- HDMI出力
- 録画中追っかけ再生
- 録画予約の放送時間変更追従
- リモコンあり
- PC/スマホ/タブレット用の無償アプリあり
- 上記アプリを使うことで、VPNの設定などしなくても外出先から
TV視聴・録画視聴・録画予約などで出来る(*) - 同様に、スマホやタブレットに録画番組のコピーを作れる。
ネット上にはUSBバスパワーなポータブルHDDでも利用できたという報告がありましたが、セルフパワータイプのほうが動作が安定するということで、2TBの外付けHDDも併せて購入しました。
っていうか、登場してだいぶ経ちますがSSDはまだまだ高いね(´・ω・`)
*: 残念ながらLTE回線ではTV視聴・録画視聴は相当不安定らしい。
まあ自分は外出先では録画予約くらいしかしないので気にしません。
録画番組の移行断念
発注の数日後にはもう届きました。 チューナもHDDも予想以上にコンパクトなのね。
さっそくセッティングですが、CAVTからレンタルしてるチューナに録り溜めた番組をダビング出来るならしておきたい。
というわけで、一時的に2台のチューナを自宅LAN内にセッティング。
しかしです・・・・両者は互いに認識できているしコピー処理発動も可能なのですが、コピーが中断してしまう・・・。
思いつく限り条件を変えてリトライしましたが、すべて同じ結果に・・・。
レンタルチューナはHUMAX社製のWA-8000というモデルで、ネット上からマニュアルを入手してみました(CATV社は渡してくれなかったので)。
するとダビング操作の説明の注意点としてこんなことが書かれていました。
「録画した番組を他のUSBハードディスクにダビングすることはできません。」
うはあっ!今回新調したチューナは内蔵HDDを持たず、"USBハードディスク"前提で使うものです。
これか!これが原因か!
う〜〜ん、まあいいか。とりあえず観てない録画番組は無いし。
リプレイス完了
というわけで過去の録画番組は諦めざるを得ませんでしたが、旧チューナを撤去し新チューナのセッティングを完了させました。
放送の受信設定もとても簡単で、特につまづくこともありませんでした。
外付けHDDとの接続・認識もOK。軽く録画も実行してみて問題ないことが確認できました。
さらにPC用の無償アプリもダウンロード。
おお・・・LAN経由で放送視聴・録画予約/再生・その他細かい設定もほぼ全ての操作が可能です。 →言い過ぎました。出来ないこともそれなりに多いです。 例えば録画中の追っかけ再生は本体操作じゃないと出来ません。
今回はHDMI出力可能なモデルを購入したわけですが、下位機種には完全にLAN経由操作のみに限定した大胆なモデルもあります。
なんかそっちでも良かった気がしてきました。 とりあえず本体とモニタの接続は解消させました。
もしLAN起因のトラブルで何も出来なくなったら、直結して本体操作すればいいや。
うれしい誤算
自宅のテレビ・PC環境では、ケーブルのゴチャゴチャ感を敬遠してケーブルボックスを使っています。
わりと大きなケーブルボックスを使っているつもりなのですが、各種ACアダプタや電源ケーブルを詰め込んでけっこうギッチギチな状態でした。
今回新調したチューナ本体はACアダプタ内蔵で電源ケーブルは普通のコンセントのみです。
外付けHDDのACアダプタはかなりコンパクトで電源ケーブルは細〜いものです。
旧チューナのACアダプタが無駄に大きかったということもありますが、今回の置き換えで想定以上にすっきりしました。
PCからの操作が思ってた以上に快適でしたので、上述のとおりチューナ本体とモニタのHDMI接続は使わないことにしました。
さて、我が家のモニタはHDMI入力が2系統あるのですが、2系統とも同時に使うと入力切替にかなりの時間が掛かります。
直接の原因はベアボーンなPC側にあると思われ、仕方なしにPCはモニタのDVI-D入力端子に接続していました。
DVI-Dは映像信号のみですから、別途音声入力のケーブルも必要です。
今回、チューナとモニタの直結を止めLAN経由でPCで観ることにしたので、モニタへのHDMI入力はPCからの1系統のみで良いことになりました。
モニタに繋がるケーブル総数が、電源ケーブルとPCと接続するHDMIケーブルの2本のみになってこれまたすっきり。
同様に学習リモコンで使うボタンも減らせました。またまたすっきり。
チューナの日常的な操作はPCから可能という点が非常に大きい。
なにしろモニタへの入力はPCからの1系統のみになったので、もう入力切替ボタンが必要無いわけです。
また我が家のPCはワイヤレスキーボード&マウスです。そのPCでほぼすべての操作が可能なわけですから、チューナのリモコンを学習リモコン上に再現する必要もありません。
PCからの操作時にはチューナはスタンバイ電源のままでよいので、チューナの電源ボタンも要りません。
※ちなみに私が使っている学習リモコンはSONYの「HUIS」というものです。
これがどういう製品か知っていただければ、ボタンを減らせることのメリットの大きさをご理解いただけるかと。
強いて挙げる不満
上を見ればキリがないので、今回購入したチューナには満足しています。
しかし強いて不満を挙げるとすれば、LAN経由の操作が遅い・・・。
いや、旧チューナだって遅かったんです。 なのでデジタル放送用チューナとはそういうものなのだと割り切ってはいるのです。
でもねえ、チューナだって所詮は用途を特化したコンピュータじゃん?
なんでこんなにトロいんだろ。
自宅LANにワイヤレス接続する手段があればなお良いな。
大手メーカのチューナにはだいたいWi-Fiが付いてるのにね。
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