こんにちは。
拙記事「【iPhone/iPad:JailBreak】Backgrounder 1.0.3-1」は、さまざまなJB関連ブログからもリンクしていただいているようで、未だに多くのPVがあります。
多い理由はズバリ
「iOS5.xで最新のBackgrounder 1.1.0-1がどうも上手く動かん」
ということが最大の理由だと思われます。
ええ、私のiPhone4iOS5.1.1JB環境でも「バックグラウンド実行させない」設定fがどういじっても出来ません。 すべてのアプリがBackgrounderの設定を無視してNativeモードで動いているようにみえます。
ここでこれまでの経緯と現状を整理してみましょう。
- 開発者@ashikaseさんがBackgrounderの開発を中止し、Backgrounderをオープンソースとする。
- iOS5.0がリリースされるものの、当時のBGではセーフモード突入
- オープンソースコミュニティに参加した@devbugさんが、セーフモード突入を回避したBackgrounderXを公開する。
- BackgrounderXの差分を、本家Backgrounderにマージ。
バージョンは1.1.0。
同時にBackgrounderXがTrueMultitaskingと改称。 - TrueMultitaskingが@devbugさんのリポジトリから削除され、本家Backgrounderに一元化される。バージョンは1.1.0-1。
さて、オープンソースコミュニティの開発状況を確認しますと、ソースコードが最終変更されたのは2012年01月15日となっています。 CydiaのBackgrounderページには更新履歴が無いので定かではありませんが、恐らくこれが最新バージョン1.1.0-1の変更でしょう。
その後5ヶ月以上更新が無いところをみると、@ashikaseさんはもちろん、@devbugさんもお忙しくてBackgrounderに構ってられないのではないでしょうか。
ただし、それでも@devbugさんはチョコチョコと弄っている気配があります。
オープンソースコミュニティの情報では、2012年06月14日にブランチバージョンを何やら作業されているようです。(コミュニティにログインしただけかもしれません)
これが直ちにリリースに繋がる可能性は微妙ですが、我々ユーザは「座して待つ」しかないですね。
ここからは完全に私的な考えです。
私はiPad2も持っていて、こちらはJBしてません。 当然Backgrounderもインストールされていませんが、iOSのタスク管理に不満を感じる機会は非常に少ないです。
確かにiOSのタスク管理は「なんちゃってマルチタスク」ではありますが、本来はユーザが意識する必要の無いようにOSがメモリ管理を最適化してます。
私も含め、脱獄囚の皆さんは必要最低限のリソースでシンプルにデバイス運用したい向きだと思いますが、iPad2での経験から、私はAppleの思想に乗っかってもいいんじゃないかな?と思えるようになってきました。
「JB辞める」ということではなく、あくまでタスク管理に限定した話です。
事実、Backgrounderが上手く動いてない現状であっても、特に困った事態にはなっていませんしね。
というわけで、私はBackgrounderをアンインストールしてしまいました。
今のところ、Backgrounderを今後も追跡していくつもりはありませんが、そんなスタンスの私にも伝わってくるほどのイノベーションがBackgrounderに盛り込まれたら、またインストールするかもね。
追記:
この記事を書いたのは今日の未明でした。 帰宅後いきなりアレですが、iOS5.1.1JBで"それなりにまともに”動くバージョンが再公開されました。
正規の公開窓口ではないのですが・・・。
ichitaso repository
http://ichitaso.appspot.com/apt/
バージョンは、BackgrounderX 1.0.10-17です。
最新版ではない点にご留意ください。
国内JBクラスタではメジャーな@ichitasoさんがご自身のレポジトリで、@devbugさん開発の「ちょっと以前のバージョン」を再公開、という形です。 ご当人同士でネゴシエーションがあったかどうかは分かりません。
まあ、私は上述の宣言通りインストールしませんが^^;
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