こんにちは。
前回に引き続き、私のGTD環境構築経緯のエントリです。
今回は私の目指すGTD(以下、「俺様GTD」)に利用できそうなToDo管理WEBサービスのうち、ToodledoとGQueuesを比較します。
あくまで「俺様GTD」が比較基準ですから、納得いかない点も多々あると思います。
参考程度に留めておいてください。
ユーザインターフェイスの比較
ぶうっちゃけ申し上げて、この記事執筆時点ではGQueuesメインで運用しています。
後述する比較表を見ればToodledoのほうが高機能かつ柔軟なのですが、それでもGQueuesを選択するに至った大きな要素はユーザインターフェイスでした。
Toodledoは高機能であるあまり、多くの情報を一度に表示しようとして却って見た目が野暮ったい印象を受けます。
特に該当タスク数が多いビューを開いたとき、各タスクの大まかな属性を判断しづらく、詳細属性に目をやる必要が出てきます。
これもまた本来のGTDのスタンスを否定するようなクレームなのですが、「俺様GTD」では大変重要な要素です。
対してGQueuesは「G」の冠を頂くとおり、Googleの統一的なWEBインターフェイスを意識したすっきりとしたデザインです。 ビューの情報量はToodledoの足元にも及びませんが、細い色分けのお陰で一次判断が容易です。
また各タスクの情報要素の表示/非表示をその場で簡単に行えます(Toodledoでは設定画面で全体設定する必要があります)。
これは単に見た目の華やかさといえばそれまでですが、「俺様GTD」においては日々のGTD運用モチベーションを維持するためにも、如何に気持よく使えるか、という点は機能以前の大前提なのです。
機能の比較
主な機能を表にまとめてみました。
多分小さくて見づらいでしょうから、Googleドキュメントでも共有します。
表をクリックするとGoogleドキュメントを開きます。
比較1: サブタスク
Toodledoにおけるタスクの構造的表現は、フォルダ>ルートタスク>1次サブタスクの3階層です(サブタスクは無料エディションでは使えません)。
GQueuesでは、サブタスクの階層レベルに制限がありません。
ノートを活用すればサブタスクの階層レベルに拘る必要はあまりないのですが、「俺様GTD」では階層構造を視覚的に把握しやすいGQueuesに軍配を上げました。
比較2: コンテキスト、ステータータス、タグ
Toodledoでは、コンテキスト、ステータスという属性グループが予め用意されています。
これらは言わば「用途の限定されたタグ」と言えます。 1タスクに対しそれぞれそれぞれ1つずつ設定できます。
コンテキストはユーザ定義が可能ですが、ステータスは固定です。
GQueuesではコンテキスト、ステータスが無く、タグで代用することになります。
特にステータスはお仕着せの固定値ではなく、「俺様GTD」に合わせてユーザ定義できるということになるので、私にとっては見逃せないポイントです。
またすべてタグなので1タスクに複数のコンテキスト、ステータスを設定可能なメリットがありますが、却って混乱する可能性もある諸刃の剣。
比較3: 期間指定、繰り返し、リマインダー
Toodledoでは、開始日時、終了日時の指定が可能です。
繰り返しの条件も日次/週次/月次/四半期次/前後期次/年次をベースに、さらに隔週や毎月最終金曜日などの指定も出来ます。さらにさらに自然な文脈(英文)で設定することも出来ます。
リマインダーはSMSかEメールで任意アドレスに送信できます。
GQueuesであ終了日のみを指定可能です。
繰り返しの条件は日次/週次/月次/年次をベースに、さらに隔週や毎月最終金曜日などの指定も出来ます。
リマインダーはSMSかEメールで任意アドレスに送信できます。
比較4: ユーザ定義ビュー
Toodledo、GQueuesともユーザ定義ビューを作成できます。
そもそもGQueuesは規定ビューが期日基準のものしか無いので、コンテキスト(相当のタグ)ビューやステータス(相当のタグ)ビューを自分で定義しなければなりません。
それにも関わらず、ユーザ定義ビューの条件設定はToodledoのほうが圧倒的に柔軟性に優れています。 Toodledoでは、相当複雑な条件設定も可能です。
またToodledoのほぼすべてのビュー名の横に数値数が表示されて、該当タスクの有無確認が簡単に出来るのですが、GQueuesでは一部のビューのみです。
GQueuesでは各ビューに該当タスクがあるかどうか、いちいち開いて確認しなければならないのは非常に不便ですね。
比較5: ソート、フォルタ
ビューに対するソート、フィルタ機能は、Toodledoの完全勝利です。
そもそもビューはある条件で絞り込んだ表示ですが、さらに注目したい属性だけに絞り込むフィルタ機能、さらにさらに3次までのソートキー指定と、非常に柔軟かつ強力な機能で、注目したいタスクを見つけ出すのが簡単です。
GQueuesではグループ化と1次のソートキーが使えるのみです。 フィルタ機能も無いため、該当タスクの多いビューから注目したいタスクを見つけ出すのは少々厄介です。
比較6: タスク検索機能
GQueuesにはタスク検索機能がありません。 属性設定ミスで見失ったしまったタスクは、全タスク表示ビューを作ってそこから目視で探しだすしかありません。
痛すぎるデメリットです。
まとめと次回予告
ざっくり比較してみましたが、総括するとToodledoが如何に高機能であるか痛感する結果となりました。 この記事では全機能を網羅していませんが、残る引き出しもToodledoの圧勝です。 私も人様に勧めるなら迷うことなくToodledoを選択するでしょう。
しかし先述したように「俺様GTD」はGQueuesで運用しています。
ユーザインターフェイスの取っ付きやすさの他、「こんだけの高機能は私に必要か?」という観点からの判断です。
事実、仕事で4件の取引先の総数7件のプロジェクト抱えていて、さらにプライベートのタスクも管理していますが、上手く回せています。
これ以上の仕事量になった場合には、やっぱりToodledoじゃないと回しきれん!ということになるかもしれません。 その日まではGQueuesで頑張ってみます。
次回は、GQueuesのもうちょっと細い機能詳細や「俺様GTD」仕様についてポストする予定です。
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