2026年06月23日

【Linux】Raspberry Pi 4BのOSをまたまたアップグレードした話

こんにちは。

Raspberry pi 4BのOSをBookworm → Trixieにアップグレードしました。

以前、Buster →(Bullseye)→ Bookwormというアップグレードをしたときは、
パッケージリストのソースリポジトリを直接書き換え、aptコマンドでfull-upgardeという力技で押し切りました。

巷ではディスプレイサーバがX11 → Waylandに移行されたことで大騒ぎだったそうですね。
SSH接続のヘッドレス運用だった私には影響無く、わりとあっさりとアップグレードできました。

今回も軽い気持ちで同様の手順でアップグレードしたところ大失敗。
ChatGPT先生に相談しながらリカバリを試みましたが、いろいろいじくり倒したせいか遂にはログインすら出来なくなってしまいました。
先生も「認証系のライブラリに不整合があってどうにもならん。クリーンインストールせい!」と突き放してくる始末。
幸いストレージデバイスは複数持っていたので、先生の助言に従いまっさらなSSDにクリーンインストール → 壊れたSSDから諸々ファイルをサルベージという手段を取りました。


■簡単に復旧できたもの

以下はインストールしてから旧SSDのサルベージファイル上書きで概ね復旧できました。
細かい再調整は必要でしたが、そもそも複雑な設定で運用していなかったので簡単でした。
  • SSH
  • Node-RED
  • Nginx
  • Samba
  • crontab

■つまづいたもの

Let's Encryptクライアント「Lego」

SSL証明書を発行・更新するためのLegoの最新バージョンをインストールしてみると、コマンド体系や証明書フォーマットが大刷新されていました。
このため従来の証明書更新スクリプトが機能せず、エラーを吐きまくります。
これもChatGPT先生に助言をもらいながら、新体系のコマンドに置き換え、さらには新フォーマットで強制更新することで無事に更新成功しました。


■次回からはクリーンインストール

今回のようにSSD(やSDカード)の2枚運用は理に叶っているかもしれません。
片やクリーンインストール用、片やまるごとバックアップメディアとしてローテーションすれば、けっこうすんなりアップグレード作業は終わります。
full-upgradeでコケて復旧に時間を費やすより、こっちのほうが精神的にも楽です。
今回で知見も得たことですし、次回以降のOSアップグレードはこの方法でやろうっと。


■余談

Raspberry pi の公式情報はあんまり積極的に追ってなかったんですが、Raspberry pi Connectなる仕組みが出来たんですね。
ユーザ登録して対象端末と接続させれば、ブラウザ上で対象端末のデスクトップ(またはターミナル)を表示・操作できるというもの。

私はヘッドレス運用がメインなのであまり使う機会はないですが、Waylandはリモートデスクトップ関連が厄介だそうですので、その代替としては良いのではないでしょうか。
個人利用なら無料で使えます。 Imagerでイメージを作る段階で組み込めるのもお手軽です。
ラズパイ財団のサーバ経由となるのでレスポンスは悪いですね。

またOTAアップデートなどの機能もあり、自動更新をスケジュールできたり、アップデートに失敗するとロールバックも自動で行ってくれるのだとか。
ラズパイは今や産業用組み込みコンピュータとしての需要も高いそうですから、複数台を一元管理する現場では役立ちそうですね。

スクリーンショット 2026-06-23 220516.png




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2026年06月16日

【ガジェット】Keychron Nape Pro届いた

こんにちは。

ガジェット好きの一部では大きな話題となり、クラファンで3億円を達成した「Nape Pro」がようやく私の手元にも届きました。
Keychronとギズモード・ジャパンのコラボにより開発されたトラックボールです。
製品の特徴や自由度の高いカスタマイズ性、おすすめセットアップなどはもう既に多くの方が紹介しています。
この記事では私なりの雑感など書いていきたいと思います。

nape-white.jpg


■凝りすぎない、固執しない

各キーの短押し・長押し・同時押しなどを組み合わせると、無限とも思えるオペレーションが可能ですが、詰め込みすぎると混乱します。
これは私の記憶力が覚束ないということもありますが、便利なはずのガジェットで操作を思い出しながら使うというのは本末転倒な気がします。

またデフォルトではどのレイヤーでも本体端の小さいキーが左クリック・右クリックに割り当てられていて、他のキーとの形状の差別化もありそれが自然だと思えていました。
しかし試行錯誤を繰り返すうちに、必ずしもそれに固執する必要はないな、むしろ固執してると運指で指の腱を痛めるなと思いました。
固定概念は捨てて柔軟な発想で自分が本当に使いやすいマッピングでカスタマイズしたほうが吉です。


■キーボード入力の補助として割り切り

Nape Proは7つものレイヤーを切り替えられ、それぞれごとに本体の向きを設定できます。
私はギズモード・ジャパンも紹介していた「キーボードの下端に横向き」というポジションで使う前提で購入しました。
キーボードから大きく手を動かさずマウス操作できるのが大きな魅力と思えたからです。

その前提のカスタマイズはそれなりに上手くいったのですが、それ以外にもこれまで使っていたマウス型トラックボールと置き換えられないか?と試行錯誤して、それ専用のレイヤーも作ってみたのですがこれは正直失敗。
マウス型トラックボールの快適さには遠く及びませんでしたし、「キーボードの下端に横向き」ポジションと「マウス型トラボ」ポジションの切り替え基準が自分の中で明確にできず、両ポジションを使いこなすことが出来ませんでした。

というわけで、当初予定どおり「キーボードの下端に横向き」ポジションのみで使い、キーボード入力の強力な補助ガジェットとして割り切ることにしました。
キーボードの横にはこれまでどおりマウス型トラボが鎮座しています。

Nape Pro1台でなんでもかんでもこなすというより、機能の重複があったとしても他の入力デバイス(従来マウス、左手入力デバイス、あるいはもう1台のNape Proなど)を併用すのるのが良いと思いました。


■不満点
  • 2.4GHzUSBドングルの一元化が出来ない
    私はキーボードもKeychron製のものを使っており既に2.4GHzUSBドングルでPCに接続しています。
    Nape Proも2.4GHz接続が可能なので同一USBドングルで接続できるかと期待したのですが、問い合わせたところきっぱり否定されました。
    Logi社は1つのUSBドングルでいくつもの同社ガジェットを接続できるので技術的には不可能ではないはずですが、Keychron社ではそうする予定もいまのところ無いもよう。
    PCもUSBハブもポート数は有限なので可能なら1つのUSBドングルにまとめてほしいところです。
    Bluetooth接続でいいやんという声も聞こえてきそうですが、Bluetooth接続だとポーリングレートが低く固定され、たま〜にマウスカーソルが飛んじゃったりするんですよね・・・。

  • 設定したマッピングのバックアップができない
    JSONファイルなどにエキスポート(そしてインポートも)できると、カスタマイズの試行錯誤のすえにごっちゃごっちゃになった後でも安定版として復旧できて便利だと思うのですが、そういう機能もありません。
    可能ならばレイヤー単位でインポートできるとより柔軟で良いと思います。
    →こちらも販売元から回答を戴きました。今後のファームウェアアップデートで対応予定だそうです!




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2026年06月06日

【ガジェット】Beelink SER8 不具合とその対処(A:恒久対応編)

こんにちは。

前回記事で、AMDドライバとの不整合でメインPC:Beelink SER8に不具合が発生し、ユーザフォーラム有志(後にBeelink社公式)がまとめた暫定対処について書きました。

その後Beelink社が本件問題に対応した最新BIOSを公開したので適用したところ、恒久対応できたのでその手順をシェアします。
ただしあくまで自己責任で実行してください。トラブルが発生しても当方は一切の責任を負いません。


■バックアップ

BIOS更新にはPC文鎮化のリスクが伴いますので、システムのバックアップは必ず取得しましょう。


■USBメモリの作成

@BIOSダウンロード
以下のリンクから HPT_8xxx_SER8_V035_P8C0M0C15_16_BL_20260603.tar をダウンロードします。
ダウンロード後、tar形式で圧縮されているので解凍します。

AUSBメモリフォーマット
USBメモリをFAT32でフォーマットします。
この時、ボリューム名は固定で「WINPE」という名前を指定します。

BBIOSのコピー
フォーマット済みのUSBメモリに@で解凍した一式をコピーします。


■Secure Bootの無効化

PCのBIOS画面でSecure Bootを無効化しておきます。
有効のままだと上述のUSBメモリからBIOS更新が出来ません。


■ブートデバイス指定

@USBメモリはUSBハブを介さず、PCに直挿しします。

Aキーボード操作を伴いますがBluetooth接続のワイヤレスキーボードは使えませんのでご注意です。

BPC再起動中にF7キーを連打してブートデバイス選択画面からUSBメモリを指定します。


■BIOS更新

原則として自動でBIOS更新処理が進みます。
処理の過程で無応答のような状態になったり画面がブラックアウトすることがありますが、数分以内に後続処理が自動で再開されます。

途中でBIOS画面のような画面が表示されキーボード操作でFlash実行を決定します。

ゴールはWindowsデスクトップが表示されることです。それまでドキドキしながらも落ち着いて待ちましょう。
USBメモリは挿しっぱなしでも大丈夫です。


■Secure Bootの再有効化

PCを再起動し、一時的に無効化していたSecure BootをBIOS画面から再有効化します。
ついでにBIOSバージョンも確認し、ちゃんと更新されているか確認します。
バージョン: HPT.8xxx.SER8.V035.P8C0M0C15.16.BL(2026/06/03)


■ドライバ更新

WindowsUpdateやAMD Install Managerなどで、AMDチップセットドライバおよびAMD GPIOコントローラドライバを最新化します。
2026/06/06時点の最新バージョンは以下のとおりです。

@AMDチップセットドライバ
バージョン:8.05.04.516

AAMD GPIOコントローラドライバ
バージョン:2.2.0.137


■最後の再起動

PCを再起動します。これで恒久対応の完了です。


■補足

以下のYouTube動画も参考になります。
数年前の動画になりますが、イメージは変わりません。
私はこのPCのBIOS更新が初めてだったので、事前にどんな感じなのか知ることが出来て大変参考になりました。






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posted by Huwy at 02:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガジェット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年06月01日

【ガジェット】Beelink SER8 不具合とその対処(@:当座のしのぎ編)

こんにちは。

私のメインPCであるBeelink社のSER8というミニPCが、WindowsUpdate(KB5089573)を契機に不安定になりました。
症状は様々で、けっこう致命的。
いずれも必ず再現するわけでもないのが更にストレスです。
  • PC使用中にフリーズ→2分後くらいに勝手に再起動
    • IMEで日本語変換中
    • YouTube視聴中
    • エクスプローラを開く
    • タスクマネージャーを開く
  • その再起動が失敗しメーカーロゴが表示されない
  • メーカーロゴまでは表示されるがWindows起動のクルクルがフリーズ
Beelink社のユーザフォーラムを覗くと同じ症状が出てるユーザがたくさんいました。
有志が原因と解決方法を共有してくれています。



■原因

原因は、WindowsUpdate(KB5089573)に含まれていたAMDチップセットドライバのうちGPIOコントローラの最新バージョンが、SER8をサポートしていないことのようです。
これはフォーラム内でBeelink公式アカウントも認めています。



■対処手順

@AMD Adrenalinの自動更新を停止

後述のロールバックがまた問題のある最新バージョンで上書きされてしまわないように自動更新を停止します。
Adrenalinのホーム画面上にある「アップデートを管理」で表示されるサブ画面で自動更新をオフにできます。
スクリーンショット 2026-06-01 045650.png

AAMDチップセットドライバを旧バージョンにロールバックする

問題のあるバージョン : 8.05.04.516
ロールバックバージョン: 8.02.18.557(ここからDL可能です
  • 上記リンク先からダウンロードしたExeファイルを実行しインストールします。

BAMD GPIOコントローラドライバを旧バージョンにロールバックする

問題のあるバージョン : 2.2.0.137
ロールバックバージョン: 2.2.0.136
  • デバイスマネージャを開き、「システムデバイス」→「AMD GPIO Controler」を右クリックしてプロパティを開きます。
  • 「ドライバ」タブを開きます。
  • バージョンを確認し、2.2.0.137の場合は「ドライバーを元に戻す」を選択します。
  • PCを再起動します。


■今後の注意事項

AMD Adrenalinの自動更新以外に、WindowsUpdateにAMDチップセット更新が含まれる場合があります。
しかしWindowsUpdateにはその他の重要なセキュリティアップデートも含まれます。
ローカルポリシーで特定のドライバの更新を抑制することが出来るようですが、単純な運用としてはまずWindowsUpdateを受け入れたうえで問題が再発するたびに上記手順を繰り返すほうが良いかと思います。
本件不具合を修正したドライバがWindowsUpdateに含まれているかもしれないからです。


■最後に

Beelinkユーザフォーラムで情報を得るまでに私なりにいろいろ対処してみましたが、すべて無駄だったな・・・w
  • メモリスロットやSSDスロットの接点洗浄
  • メモリスロットの入れ替え
  • SSDスロットの入れ替え
  • 高速スタートアップの無効化
  • PCI Expressの電源管理オフ
  • CMOSクリア
WindowsクリーンインストールやPC買い替えまで視野に入れていましたが、その前にチップセット起因と分かってよかったです。

さて、先述のユーザフォーラムにはBeelink公式アカウントも参加しているのですが、どうもこの問題に消極的に見えます。
AMDとは連携していると発言はしていますが一向にその進捗が報告されません。
Beelink社は他のモデルの問題も同様に時間稼ぎのように口先だけの発言をして何も対応しない前科があるそうで、フォーラムが紛糾気味でした。
私も買い替える場合はもうBeelink社製を選択することはないでしょう。

追記:
Beelinkがユーザフォーラムに本件に関する専用スレッドを立ち上げました。
ドライバ改修の経緯はこのスレッドで報告されるようです。

追記の追記:
上記の専用スレッドで、本件に対処した最新BIOSが公開されました。
ただ・・・、BeelinkのBIOSって過去にもトラブル続きであんまり信用できないんですよね。
私は人柱の報告を待ちつつ、しばらくは「古いドライバで運用継続」のスタンスでいようと思います。
→成功例が続々と上がってきたので私も最新BIOSを適用しました。





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posted by Huwy at 05:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガジェット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年04月20日

【Windows一般】リモートデスクトップの警告ダイアログスキップ

こんにちは。

2026年04月に配布されたWindowsのセキュリティアップデート「KB5083769」で、リモートデスクトップのセキュリティも強化されました。
一番目立つのは接続のたびに表示される警告ダイアログでしょう。

image3.png

悪意あるRDPファイルを踏んでしまうリスクを未然に防ぐという意味で大切な強化ではあるのですが、私は出自不明なRDPファイルを入手する機会すら無いので、正直この警告めっちゃウザい。
スキップする方法を探してみたところ、Microsoft公式にありました。


ざっくり書くと、レジストリエディタで以下の新規キーを追加すればOK。
自己責任でどうぞ。
  • パス: HKLM\Software\Policies\Microsoft\Windows NT\Terminal Services\Client
  • 名前: RedirectionWarningDialogVersion
  • 種類: REG_DWORD
  • 値 : 1




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posted by Huwy at 08:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | Windows一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする