2025年06月11日

【WEBサービス】Pocketサ終



無題の図形描画 (1).png


こんにちは。

メジャーな「あとで読む」サービスであるPocketが7月に終了となるようですね。

私もかつてはユーザでしたが、Notionで実現可能なものは一元管理することにしたのでPocketもだいぶ前にアカウント削除してました。
とはいえ、それまで多用してましたし良く出来たお気に入りのサービスでした。
今回のニュースにはちょっとした感傷を覚えています。

さてこのニュースはFirefoxでお馴染みのMozilla財団から発表されています。
長らくPocketを意識してこなかったので存じませんでしたが、Mozillaに買収されてたんですね。
リソースをFirefoxに一点集中させるべく、Mozillaが抱える他のサービスは全て終了させるそうです。
聞くところによればPocket以外のサービスも良質なものが多いそうで、だったら終了させるのではなくどこかに売ればいいのになと素人考えで思ってしまいます。
まあそれが出来ていたらMozillaもとっくにそうしていたでしょうけど。
現在ではメジャーブラウザそれぞれが「あとで読む」機能を内包してしまっているので、個別の外部サービスに頼る必要がなくなってしまいました。
Pocketはより高機能ではありましたが、そこまで使い込む需要はあまり高くないってことなのでしょう。

かつてお世話になったサービスがこの世から消えてしまう・・・そんなニュースにちょっぴりおセンチになった話でした。




.

posted by Huwy at 18:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | WEBサービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【ガジェット】Raspberry Pi 4Bが突然のダウン

こんにちは。

タイトルのとおりRaspberry Pi 4Bが起動しなくなりました。
前回記事で4Bがダメになったら・・・という話を書いたばかりでしたので、言霊の恐ろしさを感じています。
本体LEDは点灯するので通電はしているようです。

ヘッドレス運用していましたがSSH接続が出来ません。
別PCからブラウザ経由で接続するNode-REDエディタも開けません。
ちゃんとモニタに接続して何が起きているのか確認すべきでしょうが、ちょっと面倒なので未確認。
そうこうしているうちに本体LEDも点灯しなくなりました。

この現象、実は半年前にも起こっています。
その時は普通に物理的に手動再起動させて復旧できたのですが、今回はもうウンともスンとも。

この時点で考えうる原因を挙げてみます。
  1. ACアダプタが逝って通電しない
  2. SSDが逝ってブートできない
  3. 本体が逝った
まずはRaspberry Pi Zeroで使っていたACアダプタに交換してみます。
ただしZero用のACアダプタは4Bを動かすにはそもそも非力です。
やはり想定通り当初の状況と同じ結果になりました。
つまり通電はするけどブートできていないもよう。

4B用ACアダプタの状況はどうでしょうか。
自宅の壁コンセントに挿していろんなガジェットに繋いでみます。
はい・・・どのガジェットも反応なしです。
この経過から以下のように結論付けました。

4B用ACアダプタが逝ったのは確実。
半年前から青息吐息で動いていたが、遂に4Bはおろか他ガジェットを動かせる電力も供給できなくなった。


無題の図形描画.png


ACアダプタをこんな状態まで酷使し切ったことは初めてです。
約5年間、24時間365日常時稼働させていたので当然のことなのかもしれません。
というわけでACアダプタを新調することにしました。
いま見つかるのはRaspberry Pi 5用のものがメインで4Bにはやや過剰なパワーですが購入しました。

きっとこれで復旧できるはずです。
でもSSD・本体にも問題が無いとは限りません。
ドキドキしながらACアダプタの到着を待っています。

2025/06/12追記:
新ACアダプタ到着。
やはりというか当然とういうか、4Bは元気モリモリに復旧しました。
SSH接続やNode-REDをはじめすべての機能が元通り。
あー良かった。





.

posted by Huwy at 05:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガジェット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年05月24日

【Linux】Raspberry Pi 4BのOSをいいかげんアップグレードした話

こんにちは。

5年前に購入したRaspberry Pi 4B。
当時インストールしたRaspberry Pi OSのバージョンはBusterでした。
2025/05/24現在、バージョンは2世代進みBookwormが最新です。
  • 自宅で私だけが使うので古いバージョンのままでもいいか
  • メジャーアップデートはなんかトラブルが付き物らしいし
そんな思いからOSアップグレードに二の足を踏んでいたのですが、WEBサーバを立てて外部公開するようにしたこともあり、少しでもセキュアであるに越したことはないのでアップグレードに踏み切りました。


 ■バックアップ

M.2 SSDブートで運用していたので、まずは念のためバックアップを作成します。
バックアップ先となるSSDを新調し、DDコマンドで現行SSD(@)の完全クローン(A)を作成。
そのうえで@のRaspberry Pi OSをアップグレードしていきます。
万が一@がぶっ壊れても、Aに差し替えて復旧できます。
IMG_0388.PNG

余談ですが、Raspberry Pi 5はNVMeのSSD使えるんですよね。
4BではSATA接続(さらにUSB3.0でブリッジ)となっているのでちょっと羨ましい。
とはいえ、もはや4Bですら私の用途にはオーバスペック。速度に不満もありません。
本来は学習用途として始まったRaspberry Piプロジェクトも今ではデスクトップ用途・産業用途として広く普及してしまいました。
お値段もどんどん高くなり、個人の趣味範囲の軽量サーバ向けとしてはなかなか手を出しにくくなっています。
4Bが私には手の施しようがない物理故障に至ったら、その時点の最新Raspberry Piを購入・・・いややっぱ4Bでいいや。


■アップグレード

ネット情報の多くは、まずはBookwormをクリーンインストールしてバックアップした諸々設定ファイルをひとつひとつ適用していくべきと書かれていました。
しかしお勉強がてらいろんなスクリプトを書いていろんなサービスに仕込んできたので、ぶっちゃけ全部覚えていません。
クリーンインストール環境に1つ1つ戻そうにも、たぶん漏れが発生していまします。
そこで今回は現行環境を維持しつつ、aptコマンドでアップグレードしていきます。

やることは簡単で、パッケージリストのソースリポジトリの指定を新OSバージョン用に書き換えて、以下を実行するだけ。
  1. apt update
  2. apt upgrade
  3. apt full-upgrade
  4. apt autoremove
  5. reboot
とはいうものの、いきなり2世代先まで飛び級でバージョンアップを行うとパッケージやライブラリの依存関係が崩壊する可能性があるということで、1世代ずつ段階的にアップグレードしていきました。

IMG_0385.PNG



■引っ掛かったこと

特に問題らしい問題は発生せず、2段階の作業を経てBookwormにアップグレードできました。
ただし、公開鍵認証方式のSSH接続が出来なくなってしまいました(これはけっこう問題らしい問題か・・・)。

ChatGPT先生に相談。
まずはログを確認しろいうので見てみると、/etc/ssh/sshd_confのPubkeyAcceptedAlgorithmsなる項目に「ssh-rsa」が登録されいないという警告メッセージが。
どうやらBookwormから採用されたOpenSSH 8.8では従来から使用してきた暗号化アルゴリズム(ssh-rsa)がデフォルトでは拒否されるもよう。
より強力なアルゴリズムの鍵じゃないとダメなんだそうです。
PubkeyAcceptedAlgorithmsに設定することでssh-rsaアルゴリズムの鍵も引き続き使えるものの非推奨とのこと。
「ed25519」アルゴリズムで鍵ペアを作り替えるべしと教えてもらったので、再作成しときました。

アップグレードが無事に完了したあとは、リブート前に/etc/ssh/sshd_confを良く確認したほうがいいですね。
一時的にパスワード認証も有効にしてSSH接続を担保しておき、公開鍵認証の接続不可に備えるのが吉です。


■まとめ

もっといろいろ問題が多発して頭を悩ませる覚悟でいましたが、意外にもすんなりとアップグレード出来てしまいました。
拍子抜け。
Raspberry Pi 4Bで運用していたNode-REDやNginx、Sambaなども問題なく動いています。
バックアップ用にSSDを新調しましたが必要なかったな・・・。

2025/06/03追記:
ネットを見るとBookwormではX→Wayland変更に起因する問題が発生しているようですね。
私はSSH接続のヘッドレス運用なので気が付きませんでした。
ラズパイをデスクトップ運用って私はあんまり想定に無いんですよね。





.


posted by Huwy at 10:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | Linux | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年05月21日

【AI】Google NotebookLM 使ってみた


スクリーンショット 2025-05-21 053518.png


こんにちは。

先日購入した17年落ちネットブック。
これに軽量Linuxをインストールしたのですが、Wi-Fi接続が出来ませんでした。
Google Geminiに相談しながら、なにが原因か1つ1つ切り分けていって無事に接続できるようになりました。
古いPC+Linuxという組み合わせでは超定番の問題なようですね。

そこそこ時間をかけて解決した問題でしたので、この顛末を是非記録しておきたいと思いました。
Geminiとのセッションは非常に冗長になってしまっていたので、まずはGeminiにそれを要約してもらいました。
その要約をMarkdown形式でエクスポートしテキストファイルとして保存。

出だしから閑話休題。ここからが今回の本題です。
約1年前にローンチされたGoogle NotebookLMはさまざまな関連資料をソースとして追加でき、その範囲内でAI ChatBotに問い合わせが出来るWEBサービスです。
GeminiやChatGPTは広範かつ膨大なWEB情報をソースとして回答してくれますが、個人的なメモや資料はもちろん扱ってくれません。
NotebookLMは自分で情報を収集・作成する手間はあるものの、極めて個人的でユニークな情報群をソースとして使えます。

具体的な例を挙げると、システム開発プロジェクトの議事録をポンポンと登録していけば、それらをソースとして仕様確定過程や課題を要約してくれますし、自然言語による問い合わせにも柔軟に回答してくれます。
システムが大きくなるほど、またプロジェクトが長期化するほど細かい仕様を思い出すのに当該資料を探し回ることがよくあります。
このサービスを使えばその無駄なコストの大幅な削減が期待できます。

「面白そうだ」とブックマークに保存はしていたものの、失念していたりして使う機会がありませんでした。
そこで上述のWi-Fi接続復旧過程の要約をNotebookLMに投入してみました。
・・・いや、マジですごくない?
投入したMarkdownファイルは小さいものでしたが、そこからいろんなアウトプットが得られます。
感動したのは、マインドマップの自動生成や、ソースを元に要約を男女2人の会話形式で音声データとして自動生成してくれること。
マインドマップも扱いやすいですし、音声データの発声も物凄く自然でまるで軽快なラジオ番組を聞いているよう。

スクリーンショット 2025-05-21 055350.png


NotebookLM Mind Map (1).png

今回はGeminiが既に要約したMarkdownファイル1つだけをソースにしました。
綺麗に整理されたソースだからこそ、ここまでのアウトプットを得られたのかもしれません。
あまりに雑多な資料ではこうはいかないかもしれません(試せてません)。
一度GeminiなりChatGPTに要約させるというのは、良い手順だったと思います。

このサービスは1年以上経過していて現時点でも私にとっては「凄え・・・」なのですが、まだまだ発展途上のもよう。
ここにリンクを貼って公開しようと思いましたが、Googleメアドを持っている相手にリンク共有することしか出来ないようです。

しかし私はこのサービスに無限の可能性を感じています。
「情報収集」+「整理」のうち、もっとも頭を使う「整理」の部分をお任せできるので大幅な時間短縮になるでしょう。
仕事にプライベートに大活躍しそう。役員に取り合ってみよう。

ただし無料Googleアカウントでは投入出来るソース数は50個が上限のようです。
追記:
1アカウントではなく、1ノートブックにつき50個という制限でした。

スクリーンショット 2025-05-21 060109.png

月額約3000円のGoogle AI ProプランだとNotebookLMの上位機能がアンロックされるもよう。
ChatGPTも有料プランは月額3000円くらいでしたよね。
高いなあと思いつつ、今後はこういうサービスへの課金がほとんど必須な世の中になっていくんじゃないでしょうか。
他のサブスクを止めてでも契約すべきなんじゃないかと私は考えているところです。

似たようなサービスってきっと他にもありますよね?(探してないけど)
オススメのサービスをご存じでしたら是非教えてください。


2025/05/23追記:

NotebookLMはWEBサイトもソースとして取り込めますが、その時点のスナップショットを静的データとして取り込みます。
つまり取り込み後にWEBサイトが更新されても、その変更を追跡することはありません。
ソースとして更新したいならNotebookLMに手動で再登録という手間がかかります。

一方で、Googleドキュメントをソースとした場合は取り込み直しボタンが表示されてソースの更新が可能です。
やってることは上述の手動再登録と変わりありませんがボタン一発なら手軽ですね。
同じGoogleなんだし、できれば自動追跡してくれるといいんですけど。

ちなみにですが、NotionのページをWEB公開してそれをNotebookLMに取り込もうとしてもNotionサイトのJavaScriptに阻まれて失敗します。
当初は、Notionで編集→NotebookLMで整理、という流れを想定してみたのですが、これは不可能と断念。
Notionも最近は独自のAIをゴリ押ししてきますし、競合するGoogle AIとの連携は期待薄です。
Notionに蓄積した膨大なデータを活用したいなら素直にNotion AIに課金しなくてはなりません。

でもAIへの課金はどれも高額なので契約は1サービスに留めたい・・・。
ヘビーに使ってるNotionにするか、一目惚れしたNotebookLMもアプデできるGoogleにするか、ChatGPTにするか・・・。




.




posted by Huwy at 06:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | AI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年05月13日

【ガジェット】中古ネットブックを購入しました

こんにちは。

ただしPalera1n(Palen1x)によるJBは、iPhoneXの再起動のたびに再JBが必要になります。
我が家にはすでに、
  • ラズパイZero
  • ラズパイ4B
  • メルカリ売り出し中のミニPC
  • メインユースのミニPC
があるのですが、諸事情によりそのどれもPalera1n(Palen1x)実行環境にできない/したくないのです。
(ちなみにいま現在JB出来てるのは、売り出し中のミニPCを使いました。でも売却するのでもう使いません。)

そこで、
  • なるべく安い
  • 中古でいい
  • 場所を取らないコンパクトサイズ
  • モニタも入力デバイスも付いたノートPC
  • Linuxが動けばいいから古くてもいいし低スペックでもいい
という環境をJB専用機にするべく、20年前くらいにチョロっと流行ったネットブックに白羽の矢を立てました。
ネットを物色していたところ、メルカリでわずか2000円で出品されていたので即断で購入。

購入したのは ASUS Eee PC 901 です。
発売が2008年だそうですから、もう17年落ちですね。
  • CPU:Intel Atom N270(1.6GHz)
  • RAM:DDR2 1GB
  • SSD:SATA 16GB
  • DSP:8.9inc 1024×600 WSVGA
という低スペック仕様。でもA5サイズくらいのコンパクトさです。

K0000007984.jpg


もともとはWindowsXPがプレインストールされていたそうですが、出品者さんはUbuntu16で運用していたそうです。
さすがに人様が弄り倒した環境を使いたくなかったですし、Linux上でPalera1nを実行するための usbmuxd をインストールできなかったので、新規にBunsenLabs Linux(Boron)を導入しました。
Debian6派生の軽量ディストリビューションで、当機でも軽やかに動いてくれます。

さっそくiPhoneXを接続してPalera1nを実行。見事に成功しました。
iPhoneXのバッテリーの劣化が進んでいましたが、これで不測の再起動時も気軽に再JBできます。
でもね・・・バッテリーの劣化といえば17年落ちPCだって同じこと。
upowerコマンドで調べてみるとキャパシティは47%にまで落ちていました。
まあそんなに使用頻度が高いわけでもないし、最悪、電源繋ぎながら使えばいいだけなので気にしないことにします。





.
posted by Huwy at 02:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガジェット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする